【モデル手配必須条件】「競合」とは? 有無の料金・金額の差は?

投稿者: yuta suzuki

【モデル手配必須条件】「競合」とは? 有無の料金・金額の差は?

(この記事は約5分位で読めます。)

広告を作るにあたってモデルを一人起用する、それだけでも相当の確認事項があり、疎かにしてしまうとあとで大きなトラブルに繋がってしまいます。

<トラブル例>【先手が命】モデル肖像使用中に気を付けなければならない3つのポイント~実践編~

今回ご説明する「競合」も、広告制作・モデル手配に当たって必ずと言って良いほど登場する言葉であり、確認を怠ってしまうと大変なコトになるポイントです。

1.そもそも「競合」とは?

1. 広告制作、モデル手配、キャスティングにおける「競合」とは?

そもそも「競合」とは⇒「競合有り」⇒「競合商品広告・競合企業広告への出演制限有り」となり、更に噛みくだいて説明すると、

“ある演者(モデル・タレント)が、同じ期間に競合となる同カテゴリ製品や同じ分野の企業広告に出演してはならないという契約上のルール(“しばり”)の事”を言います。

①同カテゴリの製品にかける競合「商品競合」

(※以下、実話ではなくあくまで参考例です)
モデルAさん:SONY社のパソコン『VAIO』シリーズの広告に出演
SONY社からの競合指定:パソコン

↓この場合…

出演できない:他メーカーのパソコン
例)『MacBook(apple)』『LAVI(富士通)』『Probook(HP)』
出演できる :他パソコンメーカーの別カテゴリ商品
例)スマートフォン(samson)、セキュリティ商品(富士通)、プリンタ(HP)

②同じ分野の企業にかける競合「企業競合」

(※以下、実話ではなくあくまで参考例です)
モデルAさん:SONY社のパソコン『VAIO』シリーズの広告に出演
SONY社からの競合指定:パソコンを取り扱う企業全般

↓この場合…

出演できない:パソコンを扱う他メーカー全て
例)apple、富士通、HP
出演できる :パソコンを扱わない企業の商品
例)ヤマハ(同じスピーカーメーカー)、ONKYO(同じハイレゾ再生機メーカー)

③特定の分野の企業にかける競合「特定企業競合」

(※以下、実話ではなくあくまで参考例です)
モデルAさん:SONY社のパソコン『VAIO』シリーズの広告に出演
SONY社からの競合指定:apple社

↓この場合…

出演できない:apple社全ての商品
例)iPhone、iPad
出演できる :apple社以外の商品
例)パソコン(富士通のLAVI)、スマートフォン(Google)

ここまで読んだだけでも、「競合」はかなり複雑ということがわかります。そんな面倒な競合を含めた契約を、弊社ではブランディングの優先度などを加味し、広告主様にとって何がベストかを常に考え、ご提案しております。

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2.「競合」の必要性とは?「競合」の概念のないモデルはいるのか?

2. 「競合」の必要性とは?「競合」の概念のないモデルはいるのか?

そもそも、なぜ「競合」というものが必要かというと、それは広告の信用を失ってしまうという理由からです。

例えば、同じモデルさんがメーカーの異なる化粧品のCMに出演すると、視聴者は混乱してしまいます。これはどちらのメーカーにとっても、そしてモデルにとっても信用を失ってしまうことに繋がります。他のアジア諸国では「競合」という概念が少ないという事も耳にしますが、わが国日本では、各業界の上位の企業が同一の演者を起用するというのはまだまだ少ない状況です。国民性と言ってしまえばそれまででしょうが、私自身わからないでもありません。

一方、競合という概念を一切採用せずに展開しているモデル事務所もあります。
サトルジャパン社の運営する「Natu-Mo」というブランドのモデルです。

Natu-Mo

ナチュラル系と言われるモデルを扱う事務所で、多様化した現代にフィットする自然体のモデル達が多く所属します。ここに所属するモデルは競合制限を一切受け付けていないので、どのような広告に出演する事も可能です。

広告の多様化に対応すべくフットワーク良く、より多くの依頼主からのニーズに答えるため、設立当初からこのコンセプトを掲げ、大変意欲的に活動しています。aModelcastingでも起用実績も多く、クライアントからの評価も大変高いモデル集団です。

様々な登録制事務所やマッチングサイトなどでも、多様な形態でモデル提供をしていますが、競合や過去の出演歴に対してセンシティブなスポンサーさんの案件の場合、より一層競合には配慮し、リサーチをしながらモデル選定して頂く事をおすすめします。

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3.「競合」をかける際の注意!

3.「競合」が必要なスポンサー案件を進めるにあたってのご注意!

モデル達は競合がかかるような大きな案件になると、日々の生活でも大変気を遣うことになります。

あるモデルさんはビールのキャンペーンの年間契約を取りました。その日から1年間、彼女はビール・その他のお酒はもとより、清涼飲料水に至るまで契約メーカー以外の商品を一切手に取る事さえしませんでした。

「そこまでする必要あるの?」と思われるかもしれませんが、いつなんどきどこで自分が被写体となってしまうかわからないSNS全盛の現在です。

たとえば…

  • 友人がSNSにあげた写真に、うちに帰って飲もうと思っていた別メーカーのペットボトルがカバンから出ていた
  • プライベートの会合の写真を友人がSNSにあげ、隣の人が飲んでいた別メーカーの空き缶が自分の前にあった

こんな些細なことでも…と思いますが、多くの場合は、二つとも競合違反とみなされるようです。一瞬の油断や誤解で大変なトラブルを生んでしまう危険性を含んでいるため、モデル達は日々の生活を繊細に過ごしているのです。

しかし、こんな努力をしながらも、広告の競合を徹底できず、大きな損失をしてしまったというお話もしばしば耳にします。
制作を担う皆様へ注意して頂くポイントとしては、競合のかけ方です。
自社の広告に独一性を持たせ、より訴求力を上げるため商品を世の中に知ってもらうためには競合制限をかける事も必要になりますが、企業が多角的な戦略に突き進む今、競合のかけ方は大変複雑になっています。スポンサーさんの意図する競合をしっかり吸い上げ、契約に反映する事は大変神経の使う仕事です。

また、競合をかける場合、概ね1.5倍から3倍まで料金が上がる事になります。(競合案件を手掛けた当社の経験則からなります。)

詳細については、商材や露出範囲(媒体)と個々のモデルによって異なるので、一概には言えませんが、目処として間違いはないかと思います。

そして、モデル事務所は競合の範囲が拡がれば拡がるほど、競合に対する料金をギャランティにプラスします。これは、より多くの仕事をモデルにしてもらいたいからです。競合のかかった商品に出演したモデルは、できる仕事の幅が減ってしまうことになるので、当然と言えば当然です。

以上の事から、このコラムをお読み頂いている皆様には、契約時における競合の設定は丁寧かつ慎重に進めて頂く事をオススメします。

私達aModelcastingは、取り扱っている全案件の約12〜15%程度が競合のかかる案件です。
キャスティング会社を利用することで、モデル起用後にも訪れる様々な面倒なことからも解放され、結果的にコストパフォーマンスの高い契約を締結することができます。

いかがでしたか?『競合』について少しはお伝えできましたでしょうか?
重複しますが、aModelcastingは競合案件の契約実績も豊富です。
大手スポンサー案件におけるモデル手配、競合制限の必要な案件の際には是非aModelcastingにお問い合わせください。皆様のご連絡をおまちしております!

《まとめ》

競合とは、「“演者(モデル・タレント)が、同じ期間に競合となる同カテゴリ製品や同じ分野の企業広告に出演してはならないという、契約上のルール(“しばり”)の事”を言います。

大きく分けると以下の3つ。

同カテゴリの製品にかける競合「商品競合」
同じ分野の企業にかける競合「企業競合」
特定の分野の企業にかける競合「特定企業競合」

※競合の拘束に対する料金をギャランティにプラスされるので、掛け方には要注意!
※金額は概ね「1.5倍から3倍」程度違う!
※「競合概念の無いモデル」もいる!「Natu-Mo